新発田駅での電車待ちや、ちょっとした空き時間ができた時、「どこで時間を過ごそう?」と思うことはありませんか?
城下町新発田には、駅から徒歩圏内に魅力的なスポットがたくさんあります。
図書館でのんびり過ごしたり、歴史ある庭園を散策したり、地元のカフェでホッと一息ついたりと、短時間でも充実した時間を過ごせる場所が揃っています。
この記事では、新発田駅から徒歩20分以内で行ける暇つぶしスポットを8箇所厳選してご紹介します。
子連れファミリーから一人でゆっくり過ごしたい方まで、それぞれのニーズに合った場所が見つかるでしょう。
新発田駅から徒歩3分!『イクネスしばた』で快適な時間を過ごそう
新発田駅西口からたった3分という抜群のアクセスで、多くの市民に愛されている複合施設です。
図書館を中核として、子育て支援機能や市民活動施設が一体となった、新発田の「まちの顔」として親しまれています。
図書館フロアでゆったり読書タイム
『新発田市立中央図書館』は、イクネスしばたの1階から3階にわたって配置されています。
1階には雑誌やティーンズ系の書籍、2階には児童図書、3階には一般書が整理され、フロアごとに異なる雰囲気で過ごせます。
開館時間:詳細は公式サイトまたは電話でご確認ください
休館日:毎週木曜日(第3木曜日は完全休館)、年末年始
利用料:無料
蔵書数:約20万冊
1階のカフェコーナーでは軽食や飲み物を楽しめるため、読書の合間に小休憩することも可能です。
3階の学習スペースは静かな環境で、一般的に受験生や資格取得を目指す方に人気があります。
こどもセンターは子連れファミリーの強い味方
2階にある『こどもセンター』は、0歳から6歳(未就学)の子どもとその保護者が無料で利用できる施設です。
「あそびのひろば」にはボールプールやクライミング遊具が設置され、年齢に応じた遊具で安全に遊べます。
利用時間:午前9時~午後6時(※2025年6月現在は午前9時~午後5時まで)
休館日:毎週木曜日、年末年始
利用料:無料
一時預かり:6か月~6歳、詳細時間は事前にお問い合わせください
授乳室やオムツ替えスペース、持ち込み可能な食事コーナーも完備されており、子育て中のママたちが安心して利用できる環境が整っています。
カフェコーナーで軽食とコーヒーを楽しむ
1階のカフェスペースでは、約10席ほどの落ち着いた空間で軽食や飲み物を楽しめます。
図書館利用者以外でも気軽に利用でき、新発田駅前での待ち合わせや休憩にも便利です。
多目的室や音楽練習室も併設されており、市民の様々な活動拠点として機能しています。
駐車場も完備されているため、車でのアクセスも良好です。
城下町の歴史を感じる散策スポット
新発田市は400年以上の歴史を持つ城下町で、駅周辺には当時の面影を残すスポットが点在しています。
徒歩で気軽に回れる距離に歴史的価値の高い場所が集中しているのは、新発田ならではの魅力です。
『新発田城』で日本100名城の魅力を体感
新発田駅から徒歩約20分の場所にある『新発田城』は、新潟県内で唯一江戸時代当時の城郭建築が現存する貴重なお城です。
日本100名城に選定されており、県内外から多くの観光客が訪れています。
開門時間:午前9時~午後5時(4月1日~11月30日のみ)
冬期:12月1日~3月31日は閉門
入場料:無料
駐車場:新発田城址公園駐車場(普通車10台)、アイネス新発田駐車場(163台)
全国唯一の三匹の鯱がある三階櫓
新発田城の最大の見どころは、丁字型の屋根に3匹の鯱(しゃちほこ)を配した『三階櫓』です。
このような構造は全国でも新発田城だけに見られる大変珍しいもので、実質的な天守として機能していました。
現在の三階櫓は2004年(平成16年)に復元されたもので、自衛隊敷地内にあるため内部見学はできませんが、堀越しにその特徴的な姿を眺めることができます。
国重要文化財の表門と隅櫓を見学
『本丸表門』と『旧二の丸隅櫓』は江戸時代当時のままの姿で残されており、国の重要文化財に指定されています。
これらの建物は無料で内部見学が可能で、当時の建築技術や城の構造を間近で体感できます。
白と黒が美しい海鼠(なまこ)壁も見どころの一つで、積雪対策として用いられた新発田ならではの建築様式です。
『清水園』で四季の美しさを楽しむ国指定名勝
新発田駅から徒歩約7分の『清水園』は、新発田藩溝口家の下屋敷として造られた日本庭園で、国の名勝に指定されています。
近江八景を取り入れた池泉回遊式庭園として、多くの庭園愛好家に親しまれています。
開園時間:午前9時~午後5時(11月~2月は午後4時30分まで)
休園日:年末、1月と2月の水曜日
入園料:大人700円、小中学生300円(日曜祝日は小中学生無料)
所要時間:約50分
池泉回遊式庭園をのんびり散策
約1万5000平方メートルの園内には、草書体の「水」の字を象った大泉池を中心とした回遊式庭園が広がっています。
池の周りには5つの茶室が点在し、四季折々の景観変化を楽しみながら散策できます。
書院の縁側からは額縁庭園として切り取られた美しい景色を眺めることができ、特に紅葉の季節には池の水面に映る色鮮やかな景色が見事です。
足軽長屋で江戸時代の暮らしを体験
清水園の入園料で見学できる『足軽長屋』は、木造茅葺き造りの八軒長屋で、国の重要文化財に指定されています。
当時の下級武士の住居を実際に見学でき、江戸時代の庶民の暮らしぶりを身近に感じることができます。
園内にはカフェ「米蔵ココロ」も併設されており、庭園を眺めながらゆっくりとした時間を過ごせます。
『寺町通り』で城下町の風情を味わう
新発田駅から徒歩約9分の寺町通りには、11軒の宗派の異なる寺院が立ち並んでいます。
城下町では一般的に最も外側に寺社地を配置し、外敵からの攻撃に対する防衛拠点としての役割を担わせていました。
現在も法華寺、蓮昌寺、真称寺、瑞雲寺、宝光寺、三光寺、託明寺、相円寺、福勝寺、顕法寺、長徳寺の各寺院が軒を連ね、城下町の面影と風情を感じることができます。
藩主溝口家の菩提寺である宝光寺の大法蔵殿や、曹洞宗の瑞雲寺本堂など、それぞれに特色ある建物を見学できます。
新発田駅周辺のカフェ・休憩スポット
散策の合間にホッと一息つけるカフェや休憩スポットも、新発田駅周辺には充実しています。
地元の食材を使ったメニューや、観光情報を得られる場所など、それぞれに特色があります。
『寺町たまり駅』で地元グルメと観光情報をゲット
寺町通りにある『寺町たまり駅』は、新発田駅から徒歩約7分の無料休憩所です。
11軒のお寺が軒を連ねる寺町通りに位置し、城下町散策の拠点として多くの観光客に利用されています。
営業時間:9時から16時30分
定休日:12月29日~1月3日
利用料:基本無料(軽食・甘味は有料)
コシヒカリのおむすびセットが人気
『しばた産コシヒカリのおむすびセット』は、新発田産のコシヒカリを使用した人気メニューです。
健康味噌汁には明治創業の藤田味噌麹店の麹味噌、宮村製麩所の新発田麩、季節の野菜が使用されており、地元の食材を存分に味わえます。
『ハムチーズエッグのホットサンド』などの軽食メニューも充実しており、散策の合間の腹ごしらえに最適です。
新発田のお土産選びにも最適
館内では地場産農作物や加工品、新発田の和菓子なども販売されており、お土産選びにも便利です。
観光情報映像も流れているため、新発田観光の情報収集拠点としても活用できます。
しばたっ子台輪(新発田祭りで使われる山車)の展示もあり、新発田の祭り文化に触れることもできます。
イオン新発田SC内でお買い物ついでの休憩
新発田駅からは少し距離がありますが、イオン新発田ショッピングセンター内には『スターバックスコーヒー』や『マクドナルド』、『ミスタードーナツ』などが入っています。
お買い物のついでに利用でき、駐車場も完備されているため、車でアクセスする場合には便利な選択肢です。
一般的にショッピングセンター内のカフェは、長時間の利用よりも買い物の合間の小休憩に適しています。
清水園内カフェで庭園を眺めながらティータイム
清水園内にある『米蔵ココロ』では、美しい庭園を眺めながらコーヒーや軽食を楽しめます。
清水園の入園が必要ですが、米蔵ココロでのお食事予約をしている方は特別割引入園料(大人450円)で入園できます。
まとめ
新発田駅周辺には、短時間でも充実した時間を過ごせる魅力的なスポットが徒歩圏内に揃っています。
駅から3分の『イクネスしばた』なら雨の日でも快適に過ごせ、『新発田城』や『清水園』では城下町ならではの歴史と文化を体感できます。
『寺町たまり駅』では地元グルメと観光情報を同時に楽しめるため、新発田の魅力を効率よく味わえるでしょう。
電車の待ち時間や空き時間ができた際は、ぜひこれらのスポットを活用して、城下町新発田の魅力を存分にお楽しみください。
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